こんにちは!まゆたです。
あなたは商品を仕入れるときに、お金がどれくらいの割合で増えていくのかちゃんとイメージできていますか?
確かに、
利益率の高い商売=効率良くお金を増やせる商売
この考え方は間違っていません。
しかし、お金の増える割合を見るのであれば、利益率ではなくROIを見るべきです!
聞いたことのない言葉だけど…。
利益率は知っていてもROIは知らないという人はとても多いです。
実際、日常生活でROIという言葉はほとんど聞きませんしね。
しかし、このROIを見ることは仕入れをする際にとても大切なことなんです!
もしROIを理解せずにせどりをすると思うようにお金が増えていかないなんてことも…。
そこで今回はせどりをする上でしっかりと見るべき指標であるROIについて解説をしていきます!
この記事を読むことで、あなたには下記のメリットがあります。
- ROIの意味がわかる。
- ROIを見てお金の増え方をイメージできるようになる。
- ROIから正しい仕入れ判断ができるようになる。
ROIを理解して仕入れをすればしっかりとお金を残すせどりができます!
この記事で一緒に勉強していきましょう!
ROIとは
まずはROIとは何なのかっていうところから説明していきますね!
ROIは「使ったお金に対してどれだけ儲けたのか?」を表す指標です。
正式名称は「Return On Investment」、それを略してROI。
日本語では「投資利益率」とも呼ばれています。
ROIの計算式は『儲かった金額÷使った金額×100』です。
せどりの場合に置き換えると『利益額÷仕入れ額×100』となりますね。
では実際の商品を例に出してROIを計算してみましょう!
【Amazon】
【PayPayモール】
こちらの商品はAmazonとPayPayモールで大きな価格差がありますね!
PayPayモールでは最大20%のポイントがつくので今回は仕入れ値を20%引きの2618円とします。
では実際の利益がいくらかFBA料金シュミレータで見てみましょう!
FBAで販売した際はおよそ1200円の利益がでるとわかりました!
そして肝心のROIはというと…。
1200÷2618×100=45.8%
この商品はROI45.8%なので仕入れ資金のおよそ半分の儲けが出る商品だとわかりますね!
つまり、これくらいのROIの商品ばかり仕入れていれば毎月自分の資金の半分くらいのお金が増えていくということです!
このように、せどりにおけるROIは仕入れ額がどれくらいの割合で増えていくのかがわかる便利な指標となっています。
ROIについては何となくわかっていただけましたか?
では次によく使われる利益率との違いについて説明していきます!
ROIと利益率との違い
一般的に利益率と呼ばれるものは粗利率のことを指します。
粗利率の計算式は『販売額÷仕入れ額×100』です。
これはご存知の方も多いと思います。
利益率(粗利率)とROIとの違いは以下の通りです。
- 利益率=売上に対する利益の割合
- ROI=使用資金に対する利益の割合
利益率は主に外に見せる業績として使われます。
業績というのは売上があってなんぼなので、売上をもとにした利益率によって評価されることが多いからです。
ちなみに、僕はせどり資金調達のために銀行融資を受けた経験があるのですが、やはり面談の時に聞かれたのは【売上・利益・利益率】の3つだけ。
ROIについては全く聞かれませんでした。
こんな感じで一般的な業績としては利益率が見られる傾向にあります。
外に見せる業績としては必要ないかもしれません。
しかし、せどりをする上ではROIは意識した方が良いです。
特に仕入れ判断のときは重要な指標となります!
仕入れはROIで判断しよう
仕入れは資金を使って利益を得るという投資的な要素があります。
そのため利益率ではなく、ROIを見た方がどれだけお金が増えるのかイメージしやすいです。
実際に体験していただく方がわかりやすいので、一つ問題を出してみましょう。
あなたは100万円の仕入れ資金を持っています。
今月の目標利益は40万円です。
利益率がいくらの商品を仕入れたら良いですか?
100万円の資金で40万円稼ぎたい…。
あれ?仕入れ資金と利益率では見込み利益って計算できないんじゃない?
そうなんです。
利益率というのは売上に対しての数字なので、使った資金から利益をいくら稼げるのか計算することはできません。
せどりをする際はまず初めに自分の資金がいくらあるのかを確認しますよね?
その上で稼ぎたい金額を目標として考えます。
目標が決まったら達成に向けていざ仕入れ!となるんですが、そのときに利益率だけを見ても資金がいくら増えるのか計算することはできないんです。
どうでしょう?
利益率は仕入れ判断の基準としてはあまり使えない数字だということがイメージできたんではないでしょうか?
では次にROIで同じ問題を出してみましょう。
あなたは100万円の仕入れ資金を持っています。
今月の目標は利益40万円です。
ROIがいくらの商品を仕入れたら良いですか?
100万円を140万円にしたければROI40%の商品を仕入れたら良いんです。
100万円×1.4=140万円と瞬時に計算することができます。
このようにROIであれば仕入れ資金に対してどれくらいお金が増えるのかが簡単にわかります。
そのため、自分の資金と目標から『ROIが何%の商品を仕入れたら良いか』という具体的な仕入れ基準まで設定することができるんです!
もちろん実際の場面では販売価格がわかっていてその上で利益計算をしているので、仕入れ額と利益率しかわからないなんてことはありません。
それでも合計の売上や利益額をわざわざ計算をするのは面倒くさいですよね?
その点ROIならそういった面倒な計算はなく、目標到達のためのわかりやすい指標となってくれます。
ROIは数年後のお金の増え方まで計算できる
「このまませどりを続けたらどれくらいお金が増えるんだろう…?」
せどりに限らずビジネスにおいて長期的なお金の試算は大切です。
ROIを使えばそういった長期的なお金の増え方も計算することができます!
例えば以下の条件でせどりを半年間続けたとしましょう。
- スタートの仕入れ資金は100万円
- ROIは30%
- 1カ月以内に売り切れる商品のみ仕入れる
- 増えた資金は全て仕入れに使用する
この場合100万円の資金がいくらになるのか…。
ROIを使った以下の計算式で求めることができます!
100万円×1.3×1.3×1.3×1.3×1.3×1.3=482.7万円
この場合、半年後には最初100万円だった資金がおよそ483万円になるとわかりました!
計算の中身を説明しますね。
まず1カ月単位で考えたときにROI30%なら100万円×1.3=130万円。
1カ月目では資金が130万円に増えることがわかります。
翌月はその増えた資金を同じ条件で全て仕入れに使用するので130万円×1.3=169万円。
これを6回計算すれば半年で資金がいくらになるのかということがわかるんです。
ROIを仕入れ基準とすることで自分のイメージ通りにお金を増やしていくことが可能です!
まとめ
今回はROIについて解説しましたがいかがでしたか?
お金を稼ぐためには細かい目標設定が本当に大切です!
自分の資金と目標とする収入からどういった商品を仕入れたら良いのか。
この「どういった商品を仕入れたら良いのか」という行動目標がROIによってわかりやすく数値化できます。
利益率ばかりが見られがちですが、仕入れ基準にはぜひROIを使うようにしてください!
それだけでもせどりでお金を増やせる可能性はグッと上がるはずですよ!
こういった専門用語って初めのうちは勉強するのも嫌になりますけど、理解さえしてしまえばとても便利なものが多いです。
専門用語が苦手っていう方は以下の記事でも解説していますので読んでみてください!
今回は以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございました!