【FBA納品】せどり初心者がFBA納品するなら配送会社はどこが良い?

まゆたです。

 

せどりで意外と意識されていないのがFBA倉庫までの送料です。

 

利益商品だと思って仕入れても実際には倉庫までの送料が高くてほとんど利益が残らなかった。

こんな経験はありませんか?

僕はありました(笑)

初めて仕入れた商品をどこで納品したら良いのかわからずに、そのときはゆうパックの持ち込み割引を使ったんですが見事送料で利益が消えてしまいました。

 

せっかく仕入れた利益商品も送料で利益を大幅に削っていてはもったいないですよね。

 

ではせどり初心者がFBA倉庫へ納品するにはどこを使うのが良いのか。

答えはヤマト運輸が提供している『ヤマト便』です。

 

ヤマト便って何?

ヤマト便はせどりをしている人達の中では有名なサービスですが、一般の人にはあまり知られていないサービスです。

 

FBA納品にヤマト便が向いている理由はその特徴的な料金システムです。

箱の数やサイズではなく、荷物全ての総重量で料金が決まります。

総重量は実際の重さもしくは容積換算重量の重い方が採用されるようになっており、容積換算重量は以下の計算式で求めます。

容積換算重量(kg)= 縦(メートル)×横(メートル)×高さ(メートル)×280

そして、総重量と配送先、この2つの内容によって料金が決定します。
(ヤマト便料金表はこちら

 

計算式とかを見るとなんかややこしいなぁと思うかもしれません。

そこは難しく考えずに、要は実際の重さもしくは体積のどちらか大きい方で料金が決まると思ってください。

ヤマト便はまとめて送ればお得になる

ヤマト便の料金表を見ていただくとわかりますが、総重量が重くなるにつれて1㎏あたりの料金が安くなっていきます。

例えば東京→神奈川の場合で見て見ます。

 

30㎏の場合:2,463円

2,463円÷30㎏=82.1円

1㎏あたり82.1円

 

180㎏の場合:4,472円

4,472円÷180㎏=24.8円

1㎏あたり24.8円

 

その差は3倍以上です。

まとめて送ればそれだけ料金も安くなるということですね。

 

普通の通販であれば一人一人のお客様へ商品を送るのでヤマト便は高くつきます。

しかし、FBA納品ならある程度の商品をまとめて倉庫へ発送することができます。

ですので、まとめて送れば安くなるヤマト便とFBA納品は非常に相性が良いサービスなのです。

 

実際の料金例

ヤマト便がどれくらい安いのか。

実際に例を出した方がわかりやすいので、東京から神奈川へ40×50×50の140サイズダンボールを6箱送った場合で考えてみましょう。

 

まず、普通の宅急便の場合

関東から関東へ140サイズのダンボールを1箱送る料金は1,814円です。

1,814円×6箱=10,884円

宅急便の場合は10,884円ということがわかりました。

 

次に、ヤマト便の場合

140サイズのダンボールの容積換算重量は

0.4×0.5×0.5×280=28

容積換算重量は28㎏となりました。

今回は宅急便と比較しているため宅急便ルールの一箱25㎏までというところもあり、容積換算重量の28㎏の方が重いと仮定します。

28㎏×6箱=168㎏

ヤマト便の料金表を参照すると東京から神奈川で168㎏の場合は4,472円です。

ヤマト便の場合は4,472円で送れることがわかりました。

 

宅急便:10,884円

ヤマト便:4,472円

同じ量の配送でもヤマト便の方が6,412円安く送れます。

その差は実に2倍以上です!

 

宅急便の持ち込み割などを駆使してもこの差は埋まりませんし、そもそもヤマト便は普通に集荷に来てくれます(笑)

この例だけでもヤマト便がどれほど安いかがわかってもらえたかと思います。

 

ヤマト便のもう一つのメリット

ヤマト便はその送料ばかりに注目されがちですが、もう一つ大きなメリットがあります。

それは箱一つ一つのサイズを気にしなくて良いということです。

 

普通の宅配便などで送る場合は160サイズに限界まで詰めて送るのが基本になります。

これは箱のサイズが大きいほど送料が割安になるからですね。

 

でもFBAに送る160サイズの箱ってどうやって用意しますか?

電脳せどりで仕入れまくっている僕ですが、そんな都合の良い箱はほとんど来ません。

拾って来れば無料かもしれませんが、そんな都合の良い箱でなおかつ汚れていないとなると中々難しいです。

ですので現実的には160サイズで送りたいならダンボール自体を購入することになります。

 

僕が調べた限りでは160サイズのダンボールって安くても400~500円くらいです。

この経費ってとても勿体ないですよね。

送料に上乗せされてかかってくるようなものです。

 

一方でヤマト便なら全体の総重量で料金が決まるので、一つ一つのダンボールが大きかろうが小さかろうが関係ありません。

そして、電脳せどりであれば仕入れの際に必ず商品が入ってきたダンボールが手に入ります。

 

そうです。

ヤマト便なら仕入れた際のダンボールをそのまま使って送れば良いので、ダンボール購入費が浮くんです。

これが地味ながら相当な節約になります。

月に20箱160サイズの箱を送るなら、年間10万円以上の節約になりますからね。

 

更に、ダンボールをそのまま送り返せるので捨てにいく手間も省けます!

これもかなり楽になるので地味に嬉しいポイントです(笑)

 

あと、実際に送ったことある人ならわかると思いますが、160サイズのダンボールって結構使いにくいです。

まず、箱が大きいので商品の入れ方を工夫しないと配送中に下の商品が潰れてしまいます。

また、考え無しにドンドン詰めていくと重くなりすぎて運ぶのがキツかったり、場合によっては重量オーバーで受領拒否なんてことにもなってしまいます。

 

一方で、120サイズくらいまでのダンボールであれば商品潰れのリスクも低いですし、重くなりすぎることもほとんどありません。

梱包中に余計な手間が増えないので作業効率もアップします。

 

このように、ダンボールのサイズ問題から解放されるのもヤマト便の大きなメリットです。

 

せどり後発組がヤマト便の送料より安く送るのは難しい

ここまでヤマト便推しできましたが、実はヤマト便よりももっと安く送る方法があります。

それは配送会社と特約を組むという方法です。

 

配送会社はまとまった配送量を確保したいため、大量の配送が見込めるのであれば特別料金で配送契約を組んでくれます。

この契約を組むことができれば、ヤマト便以下の送料で、しかも一度にまとめて送らなくても良いといった最高の条件で送ることも可能です。

 

しかし、この配送特約は現在かなり組みにくくなっており、せどり初心者にとっては現実的な方法ではありません。

具体的には配送契約は組めるのですがヤマト便より安くなることはほぼありません。

 

ひと昔前はちょっとでも配送量があれば、160サイズ全国500円とかいう今では考えられない金額で組めたそうです。

しかしここ数年の配送業界全体の値上げにより、新規契約はもちろん既存契約者までもが昔と比べ2倍3倍の値上げをされています。

ですので、せどり後発組が今から契約をしたとしてもヤマト便以下の料金で送ることは難しいでしょう。

まゆたの場合

ちなみに僕は現在、ヤマト、佐川、郵便局と3つの会社と配送契約をしています。

この3社は全て相手から契約の話しを持ってきてくれました。

毎月200箱以上は発送しているので、各社契約を取りには来るんですよね。

 

しかし、佐川、郵便局はもちろん、普段からヤマト便を使っているヤマトでさえ、ヤマト便より安くはなりませんでした。

郵便局の担当者さんなんかは普段の僕の配送伝票を見て「この金額は信じられない・・・」とかなり驚いている様子でした(笑)

それだけ、現在の配送料というのは業界全体で高くなってきていて、新規で安く特約を組むのは難しいということです。

 

一応3社とも契約はしていますが、結局ヤマト便を使い続けています。

稀に一箱だけ納品したいときなどは佐川の特約を使っていますが数か月に1回程度ですね(笑)

 

また、この他にも福山、トナミ、名鉄、その他5社ほど交渉をしましたがどこもダメでした。

一社だけヤマト便に近い料金の会社があったんですが、それでも配送所要日数などの条件が悪く契約はしませんでした。

 

こんな感じで現在特約で安く送るのはかなり難しいです。

営業所によっては新規契約がどうしても欲しいから安く組むといったところもあるかもしれませんので、交渉自体はしておいた方が良いですが、あまり期待はしない方が良いでしょう。

まとめ

今回はFBA納品に最適な配送方法であるヤマト便についてご紹介しました。

 

ヤマト便は料金の安さはもちろん、仕入れた時のダンボールをそのまま使えるなど電脳せどりと最高に相性が良いです。

ある程度まとめて送らないと安くはなりませんが、電脳せどりはコツさえつかめば利益商品はいくらでも見つかるのでそこはクリアできるようになるでしょう。

僕は発送量が多すぎて次回に回してくれてと言われたことはありますが、商品数が少なすぎて困ったことは一度もありません。

それくらい電脳せどりで利益商品を仕入れるのは簡単です。

これくらいの量を毎週発送くらいの仕入れは余裕です。

うちではこの量を毎週2回以上発送してます。

 

配送特約が難しい現在はこのヤマト便でいかに送料を抑えるかが重要です。

大量仕入れからの大量発送で送料を削減して、利益アップを目指しましょう!

 

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